肌の仕組み

 

今回は「肌の仕組み」を一から見ていきます。

ご自身の肌状態の把握にお役立てください。

 

 

肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つで構成!

 

 

まず、

私達の肌は下図のように「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層で構成されます。

 

プリント
出典元:http://bihada-sensei.com/beginners/mechanism/mechanism_007.html

 

 

3つの層で構成されているものの、

実際私たちが気にするべき(美容面で)なのは、「皮下組織」以外の部分です。

最低限「表皮」の仕組みさえ知っていれば、肌トラブル全般(たるみやシワを除く)は改善できます。

 

 

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表皮

 

ではまず、

ニキビや肌荒れなどの肌トラブルを改善する際に重要な、「表皮」についてみていきましょう。

 

表皮
出典元:http://bihada-sensei.com/beginners/mechanism/mechanism_007.html

 

 

「表皮」はさらに4つの層に分けられていますね。

 

 

表皮
出典元:http://allabout.co.jp/gm/gc/5551/

 

 

上の図のように「角質層」「顆粒層(かりゅう)」「有棘層(ゆうきょく)」「基底層(きてい)」という順で並んでます。

 

 

 

この部分では、よく耳にする、

 

「ターンオーバー」が行われます。

 

肌の生まれ変わり、つまりは「皮膚の細胞が生まれてから死ぬまで」がここで行われます。

 

 

 

よく、『人間の肌細胞は28日間で生まれ変わりますよ!』というフレーズを聞きますが、

 

あれは、

 

「基底層(きてい)」で生まれた表皮細胞が角化して(死んで)、「角質細胞」となり、

最後にはアカとなって剥がれ落ちてくまでの期間。

 

を指します。

 

 

約1ヶ月で肌が生まれ変わる! 『ターンオーバー』とは何ぞや?

 

 

寝ている間にこの「ターンオーバー」が行われるので、

睡眠不足は美容の大敵と言われるのも納得できるかと思います。

 

 

このターンオーバーの過程で、

あの有名な「セラミド」などの保湿成分や「角質バリア」と呼ばれるバリア機能が構築されます。

ターンオーバーが正常に行われてこそ、ふっくら潤いのある綺麗な肌が出来上がります。

 

超重要! 『角質層』の構造と「バリア機能」とかいうヤバイ奴

 

 

この「表皮」についてはここではお話しきれませんが、

乾燥するかしないか?』、『キレイな肌になるかどうか?』の運命は全てここで決まります。

 

 

この「表皮」は、0.02mmしかありません。

ゆえに、当ブログでも『洗顔の時はしっかり泡立てて』とか『肌を優しく扱ってください」とか繰り返しお話させていただいています。

 

>>王道的な『正しい洗顔方法』 ←まずはこれを極めるべし!

 

 

 

真皮

 

真皮2

真皮とは・・

「表皮」を支える組織。

 

【構成比】

70% = 「コラーゲン

5% = 「エラスチン

その他 = 「ヒアルロン酸

 

 

真皮
出典元:http://www.skincare-univ.com/article/000029/



  *「基質」の大部分を占めるのがヒアルロン酸になります。

 

 

コラーゲン・エラスチンが網目状に張り巡らされ、

肌に“ハリ”や“柔軟性”を、

 

隙間に張り巡らされているヒアルロン酸が水分を保持し、

肌に“うるおい”を。(見た目のうるおいは、表皮の角質層の水分量で決まります)

 

皮脂腺や汗腺もこの部分にあります。

 

 

上記の図を見てもらえれば分かる通り、

「エラスチン」という物質が「コラーゲン」をまとめる束の役割をしています。

このエラスチンのおかげで私達の肌に“ハリ”が与えられています。

 

なので、

エラスチンの「コラーゲンをまとめる力」が弱まってくると、

結果としてたるみ・シワ(ほうれい線)などに繋がってきます。

 

*それ以外にも原因は様々あります。

 

 

ヒアルロン酸は、

『中学生くらいから減少する』とよく言われていて、ヒアルロン注射なんかもけっこう有名ですね。

 

 

豆知識として、

 

真皮はターンオーバーしません。

 

約1ヶ月で肌が生まれ変わる! 『ターンオーバー』とは何ぞや?

 

*真皮が傷ついてしまったら絶対に元には戻りません。(レーザー治療除く)

 

 

普段の生活の中で、

同じように血が出て痛い思いをしたケガでも、「元に戻る」ものと「痕になってしまう」ものがありますよね。

 

あれは、『真皮に届いたかどうか?』で決まります。

 

 

 

刀でブサッとやられて「真皮」に傷がついてしまえば痕が残ります。

真皮ターンオーバー

 

 

皮下組織

 

では最後に、

美容にはあまり関係のない「皮下組織」。

 

 

皮下組織2

 

 

皮下組織とは・・

「表皮」「真皮」を支える組織。

静脈や動脈が通っており、肌に栄養を届けたり老廃物を運搬。

ほとんどが「皮下脂肪」で構成され、外部からの衝撃をやわらげる・保温するなどの役割がある。


役割的にはけっこう重要な部分を担っているわけですが、

実際、わたしたちがどうこう出来るわけでもなく・・・

 

皮下組織

 

 

皮下組織」=「皮下脂肪」だということだけ覚えてもらえればいいかなと。

 

 

北斗の拳に登場するハート様も、この「皮下組織」の部分が厚いため、

普通にパンチしただけではびくともしないというわけです。

 

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あまり関係のない皮下組織の説明はこの辺で終わります。

 

 

以上が「肌の仕組み」になります。

意外と簡単ですよね。

 

詳しいことについてはまた別の記事に書いていきますので、

ここではとりあえず『一番重要なのは“表皮”』ということだけ知っておいてもらえればいいかと思います。

 

超重要! 『角質層』の構造と「バリア機能」とかいうヤバイ奴