知ってるようで、実はあまり知らない!?
『ピーリング』とは何なのでしょう?
自分はやってもいいのか?も確認しておきましょう。
Peeled apples / dishingupdelights
ピーリングってなに??
ピーリングとは、英語で「剥ぎとる」という意味の「peel」からきた言葉です。
・・・ってそんなのどうでもいいですね。
改めてピーリングとは・・・?
古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常にする「角質ケア」の一種。
です。
注)ピーリングはあくまでもターンオーバーを「正常化」するための方法であって、
ターンオーバーを「早める」ものではありません。
その点は勘違いしないようお願いします。
それでは、
ピーリングにはどんな種類が存在するのか?
ピーリングは危なくないのか?
ピーリングの副作用は?
どういった状況で、どういった人がやるべきなのか?
をそれぞれ見ていきましょう。
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ピーリングは大きく分けて2種類 ⇒ 「化学的」「物理的」
まず、ピーリングは大きく2つに分けられます。
○酸を直接肌に塗り、角質を溶かしていくもの。(化学的な)
⇒『ケミカルピーリング』。
○薬剤は使用せず、物理的な力で強制的に剥がしていくもの。(物理的な)
⇒『レーザーピーリング、ダイヤモンドピーリング、ソルト、クリスタル・・』。
ピーリングの種類は膨大で書ききれませんので、
私たちが日常生活で関わるであろう成分について詳しく見てみます。
先ほど紹介した「ケミカルピーリング」ですが、
これをさらに2つに分けます。
「ケミカルピーリング」
⇒『AHA(アルファヒドロキシ酸)』、『BHA(ベータヒドロキシ酸)』
私たちがこれから使うかもしれない「ピーリング石鹸」や「ピーリングジェル」は、
前者のAHAの方です。
『AHA』は・・・ りんご酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸 などの天然由来の成分が主です。
そのため、フルーツ酸とも呼ばれていて比較的刺激が低いことで知られています。
ネット上ではよく「またケミカルだ!!危険だからやめとけ!!」というような感じで、
避けられることが多いのですが、
実は、あれは『BHA』という超強力な化学物質を使ったピーリングのことを指してます。
BHAはおもに、TCA(トリクロール酢酸)、サリチル酸マクロゴール、サリチル酸エタノールなど。
ピーリング作用がかなり強く、そもそも日本人向けではないとも言われています。
市販のピーリング用品はほとんどが「AHA」なので特に心配する必要はありませんが、
念の為に成分表記は確認しておきたいですね。
クリニックで専門家の手を借りたいという場合も、「BHA」のような高濃度な成分を使うことが多いので注意しておきましょう。
【まとめると・・】
ピーリング ⇒ 「ケミカルピーリング」「物理的なピーリング(ダイヤモンドなど)」
ケミカルピーリング ⇒ 「AHA」「BHA」
AHA ⇒ 通称『フルーツ酸』 刺激が弱く、市販の成分。
BHA ⇒ 超強力。注意が必要。
ピーリングは危ないのか?
ピーリングをやることによって古い角質を取ってくれるわけなので、
うまく活用していけば、美肌も目指せます。
危なくはありません。
しかし、
別の意味で危険です。
どういうことかというと、「ピーリングを軽視している」。
これはネットでの話に限らずなんですが、
何でもかんでも「ピーリングで解決できてしまう」みたいな風潮?があるんですよね。(笑)
ターンオーバーを高める・促進させる方法なんてない!?でもお話ししたとおり、
『ニキビはピーリングで治る!!』や『ピーリングをやることで肌がきれいに!!』
なんてのは“宣伝文句”・”煽り”でしかなく、ピーリング用品を売るための騙しと言っても過言ではありません。
それに、ピーリングで改善できるとされる「肌のゴワつき」や「毛穴の開き」なども、
実は過剰なスキンケアでターンオーバーが早くなった結果ということがほとんどです。
本来、ピーリングをやるべき人は限られているはずなのに、
「ピーリングをすればどんな肌トラブルも一気に解決だ!」という間違った情報、知識が蔓延してしまい、
やるべきではない人も躊躇せずに足を踏み入れてしまう。
しまいには、肌の状態が悪化していき、取り返しのつかないことに・・・・。
なんてことになってしまっているわけです。
ピーリングした“直後”はすごく肌がきれいになる(そう見える)んですよ。
なのでピーリング石鹸なんかを使った翌日に、
「ピーリングしてみれば?肌キレイになるよ」なんてことを知人に言ってしまうんですよね。(笑)
そして、またピーリング被害者が増える・・・。
ピーリングをやるべきなのはどんな人なのか?は、
最後のほうでお話しています。
ピーリングの副作用 ⇒ 「乾燥・肌荒れ」
ピーリングは「古い角質」を取り除くもの、でした。
この古い角質(溜まった角質)“だけ”を、
ピーリングでちょちょいと取ってあげられればいいんですけどね。
そうはいかないわけで・・・。
ジェルならまだしも、ピーリング石鹸で洗顔するとなれば、
必然的に顔全体を、「バリア機能を持っている角質」もピーリングしてしまいます。
そうなると肌に負担がかかり・・・
ニキビが増える・悪化する
ニキビ跡がひどくなる(赤みが濃くなる)
肌が赤くなる、ヒリヒリ(化粧水がしみたり)
外からの刺激を守ったり水分を抱え込んだりして「肌をバリア」している角質を取ってしまうわけなので、
当然といえば当然ですね。(笑)
乾燥するのはもちろんのこと、それが進めば敏感肌にもなりえます。
>『ピーリング』をしたら、肌荒れ・赤くなったり・乾燥したり・・・ どうする??
ですが、
自分に合ったピーリングの種類・成分(低刺激なAHAなど)を選び、
使用頻度も守って、アフターケア(保湿など)をしっかりすれば副作用を心配する必要はありません。
ほとんどの場合「無理して」ピーリングをやっているので、肌に負担がかかり悪化します。
やるべき時にやれば、効果は抜群なはず。
どういう時にやればいいのか?誰がやるべきなのか?
さて、やっと本題ともいえる「いつ?誰が?」です。
ピーリングは「溜まった角質をとる」ものなので、
基本的には、
『ターンオーバーが遅くなっている時』
に行うのが好ましいと言えます。
ここまでは皆さんも知っていることだと思いますが、
注意しておけなければいけない点が1つあります。
それは本当にターンオーバーが「遅く」なっているのか?
ということ。
ターンオーバーが遅くなっている原因には、
・過剰なスキンケア、角質ケアで「ターンオーバーが早い」
・加齢
・消極的なスキンケア(水洗顔など)
がありましたね。
一見すると、
肌が汚れていてゴワついているのは「ターンオーバーが遅くなっている」と思いがちですが、
実は「早くなっている」ことがほとんど。
そんな肌が傷ついた状態でピーリングをやってしまえばどうなるか??
想像にお任せします・・・。
ピーリングをやって悪化させないためにも、
自分が今、ターンオーバー「早く」なっているのか?本当に「遅く」なっているのか?
をしっかりと確認しておきましょう。
>「乾燥肌」や「敏感肌」の人はピーリングをやっても大丈夫??
話を戻しますが、
ピーリングをやるべきなのは、
「加齢により角質が溜まりやすくなってきた」
「消極的なスキンケア(水洗顔)で角質が溜まる」
「体質的に普段の洗顔では落としきれない」
という方です。
当てはまるという方は、積極的にピーリングを取り入れて肌をキレイにしていきましょう!
ピーリングをやるサインとしては・・・
・肌のくすみが気になる、ゴワゴワする・
・クマやシワ、シミが気になる
・毛穴が開いている
・化粧水が浸透してくれない
・化粧ノリが悪い
繰り返しになりますが、
ターンオーバーが早くなっているのか?遅くなっているのか?さえ把握できれば、
ピーリングはかなり効果的な手法です。
うまく活用していきたいですね。
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ニキビ跡なのでしょうか?
小さなかさぶた(?)が、肌に点々とあります
どうしたらいいですか?