結局、ピーリングはニキビに良いのでしょうか?
それともダメなのでしょうか?
今日こそ白黒ハッキリさせましょう!!
ニキビができる原因をおさらい。。
本題に入る前に、「ニキビができる原因」をちょっとだけ確認しておきましょう。
ニキビができる間接的な原因(ストレス、生活習慣、環境、スキンケア・・など)は多すぎて書ききれませんが、
直接的な原因としては、
『毛穴が詰まること』でしたね。
そして毛穴が詰まる原因には、
「皮脂の過剰分泌」だったり「ターンオーバーの乱れ(早い・遅い)」があるということでした。
>>なぜできる?『ニキビができる原因』を一から徹底解説(男女共通)
ターンオーバーの乱れによって「古い角質が溜まっていき、毛穴が詰まりやすくなる」ため、
それをピーリングで改善していこうというものです。
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ピーリングによるニキビへの効果
それでは、ピーリングをすることによってニキビにはどう作用してくれるのか?
を考えてみます。
先ほどもお話したように、ニキビは「毛穴が詰まる」ことでできます。
そして毛穴が詰まる大きな原因は「ターンオーバーの乱れによって古い角質が溜まっていくこと」があります。
クドいですが、念の為に確認。(笑)
なので、
その「古い角質」を取り除けば、結果的に毛穴も詰まりにくくなり、
ニキビも改善されます。
医療機関のケミカルピーリングをやる場合も、
毛穴に詰まった老廃物を酸で溶かしてくれるので、一時的であれキレイにはなってくれるはずです。
しかし、勘違いして欲しくないのが、
ピーリングあくまでもニキビを「予防」するためであり、
ニキビそのものを治療する手段ではない。
根本的な原因を見つけ、改善しない限り治らない。
ということ。
ニキビって「原因は○○ですよ~」と言えるほど単純なものではないですからね。(笑)
ニキビができるメカニズムとして「毛穴のつまり」があるだけで、
なぜそうなるのか?は人それぞれ違いますし、その原因は“無限”です。
生活習慣にしても、ストレスにしても、体質にしても、
それらを改善しないことには、どうしたってニキビとお別れすることはできません。
ピーリングはあくまで“後処理”・“その場しのぎ”であって、
「古い角質を溜まらないようにする」などの根本的な解決にはなりません。
ここで、『ピーリングはニキビにかなり有効ですよ!!』『効果バツグンなのでぜひやっちゃってください』
『ちなみにピーリング用品はコレがオススメですよ』・・・
なんて風に言っちゃえば良いのかもしれませんが、
それだとただの“詐欺師”ですからね。
高額な化粧品を売りつける輩となんら変わりはありません。
私はそんな無責任なことはしませんので、
もうちょっとだけお付き合いください。
結局、ピーリングはニキビに良いのか?悪いのか?
さて、本題に入ります。
「ニキビがある状態でピーリングをやってもいいのか?」
「ピーリングをやってニキビが改善されるのか?」
ですが・・・
人によって違ってきます。
もっと詳しく言うと、
ターンオーバーが「早く」なっているのか?
ターンオーバーが「遅く」なっているのか?
で決まります。
当ブログの記事をある程度読んでくれている方なら納得できるかもしれませんね。
そうなんです。結局そこなんですよ。(笑)
【参考にしてください】
>約1ヶ月で肌が生まれ変わる! 『ターンオーバー』とは何ぞや?
>『ターンオーバー』は早くても遅くてもNG!正常化させるには?
↑の記事を一通り読んで頂ければ、自分はピーリングをすべきなのか?
が分かるかと思います。(^-^)g””
ピーリングをやってもニキビが“悪化するだけ”の理由。
さてさて、ターンオーバーについて一通り理解していただいたことを前提にお話を続けていきます。
つまりは、
「ターンオーバーが早くなっている」状態でピーリングをやっても何の意味もない。
むしろニキビが悪化する可能性が高い。
ニキビができる原因って「古い角質が溜まること」だけではないですし、
もしそうだとしたらピーリングをやってしまえばすぐに改善できるはず。
でも実際は、ピーリングをやっても悪化するだけ・・・。
じゃあなぜ悪化してしまうのかというと、
ニキビを治すために様々なスキンケア法・化粧品を実践・使用し、
肌がボロボロになっている状態だから。
見た目が「汚く」なっていても、
実は「ターンオーバーが早くなった」結果だから。
です。
まず、
過剰なスキンケア・角質ケアでターンオーバー(角化)が早くなり、分解酵素が作られず、
本来アカとなって剥がれ落ちていくはずの「角質」が肌に残ったままになってしまい、
結果的に「ターンオーバーが遅くなっている」。
ということを理解しておかなければいけません。
そもそもターンオーバーが遅くなる(古い角質が溜まっていく)のは、
洗いすぎなどの過剰なスキンケアが原因になっていることがほとんどなわけで、
ネットなどで「ピーリングはニキビに有効」と知る頃には、
一見すると、汚くて取り除いてあげないといけないと思いがちな「汚れ」は、
肌がボロボロになった結果生まれた「防御サイン」だったりします。
「洗わない」ことによって溜まってしまった“汚れ”ではなくて、
「洗いすぎ」によってできた防御壁です。
汚く見えても、それは肌が体を守ろうとした結果。
当然、
急ピッチで製造された未熟な細胞たちなので「バリア機能」もないですし、
うるおいもなく、カサカサ・ゴワゴワしてます。
それを「取り除くべき汚れ」と勘違いしてピーリングなんかしてしまえば・・・
ニキビが悪化(増える)、ますます肌がボロボロ、地獄のループ
「そういった角質はピーリングで剥がしてしまえば、キレイになるのでは!?」
という方もたまにいますが、
「防御壁」が壊されたら、また「防御壁」が作られるだけです。(笑)
なので一時的にキレイになったように見えても、
実は肌はもっとボロボロになってます。
コレを『ピーリングの成分がダメだった』とか『毎日ピーリングしないと・・』と勘違いすれば、
またまた、もっと酷くなっていくというわけです。
最終的には、クリニックなどで超高濃度超強力なピーリングを行ってしまう・・・
なんてことにもなりえますね。
こうならないためにも、
「ニキビにはピーリングが一番!」という宣伝文句や、
「ニキビ酷いね。ピーリングやってみれば??」という友人や親戚の言葉を鵜呑みにせず、
本当に自分はピーリングをやるべきなのか?を把握しておいてもらいたいです。
じゃあニキビがある状態でピーリングをしてもいいのはどんな人?
「じゃあどのような状況ならピーリングをやってもいいのか?」となるのですが、
真の意味で『ターンオーバー遅くなっている』場合です。
つまりは、「ターンオーバー早くなっている」「ターンオーバーが早くなって遅くなっている」という人以外。
例えば・・・
加齢が原因で、ターンオーバー遅くなって角質が溜まり「白ニキビ」が頻繁にできる
過剰なスキンケアは行っていないが、“体質的”に角質が溜まりニキビができる
など、
それが単なる「汚れ」である場合にピーリングは有効です。
ちなみに、それが単なる「汚れ」なのか?「防御壁」なのか?は、
普段の自分の行いで判断できるかと思います。
毎日、朝と夜洗顔して化粧水もつけてるのになんとな~く肌が汚い・カサカサ・ゴワつく・・・
という場合は、ほぼ100%「洗いすぎによる防御壁」ですね。
(女性であればクレンジングもありますから、「単なる汚れ」であることはほとんどないでしょう。)
敏感肌になりかけている、もしくは既になってしまっているので注意が必要。
水洗顔などの消極的なスキンケアで様子をみるのがオススメですよ。
「朝は水だけで洗顔し、夜は洗顔料を使う」なんて場合は、
それは「単なる汚れ」かもしれません。
どっちにしても、
とりあえずは普段のスキンケアをもうちょっと落ち着かせ、←これだけでもニキビが改善されることもあります。
それでも角質が溜まっていく、「汚れ」ていくというのであれば、
その時初めてピーリングを実践してみます。
それくらいピーリングというのは本来慎重になるべき存在なので、
急がず焦らず、じっくりと検討していきましょう。
今回は「ニキビにピーリングは効くのか?」というテーマでお話してきましたが、
結論としては『やるべき人は限られている』です。
プ○アクティブでニキビが悪化してしまった人たちを参考にさせてもらいましょう。
2年前ぐらいからいきなりニキビが顔全体にひどくと出る時があり、そこからたまに出るようになったので一年前から美容皮膚科に通ってます。最初は毛穴の汚れを落とす施術をしていたのですが、ここ何ヶ月感かサリチル酸ピーリングをしています。最初の2回ぐらいまでは比較的よかったのですが、最近はピーリング後に必ず顔全体に赤ニキビが出ます。皮膚科ではあとから出てくるものが出てるだけと言われてるんですがこれはターンオーバーが早まりすぎていると言うことなのでしょうか?