「化粧水がしみる!!痛い!!」
それは角質層のバリア機能が低下している証拠。
バリア機能低下の原因は?
どういったスキンケアをすればいいのか?
Dhaka Savar Building Collapse / rijans
『バリア機能』とは?
角質層の「バリア機能」については、こちらでお話していますのでご参考ください。
>>超重要! 『角質層』の構造と「バリア機能」とかいうヤバイ奴
バリア機能とは、一言で言うと・・
肌(皮膚)を外部の刺激(細菌・ウイルス・紫外線など)から守ってくれ、
内部の水分を保持し、逃さないようにしてくれるもの。
角質層にある「細胞間脂質(ほぼセラミド)」が少なくなってくる
↓
肌が乾燥し、『乾燥肌』に。
↓
乾燥が進むと角質が剥がれ落ちてしまい、「バリア機能」が低下・・・
洗顔料や化粧水をつけると“しみる”。
髪がちょっと当たっただけでもなんかヒリヒリ、かゆい。
『敏感肌』に!
このような形で、一度バリア機能が低下してしまうと肌の状況は悪化の一途を辿ります。
ではなぜ、バリア機能は低下してしまうのでしょう?
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「バリア機能低下」の原因
さて、バリア機能はなぜ低下するのか?ですが、
老化やストレス、生活習慣の乱れ、タバコ、日焼け、乾燥(エアコンなど)・・・
日常生活の中にたくさん潜んでます。
ここでは「慢性化しやすくて、一番影響が大きい原因」に絞って見ていきます。
間違ったスキンケア(洗顔のし過ぎ・化粧水のつけすぎ)
バリア機能が低下する原因として一番多いのが、
「洗顔のし過ぎ」です。
「洗いすぎは良くないですよ!」「多くても1日2回にしてください!」「にきびが悪化しますよ」
というように何度も何度も当ブログではお話していますが、
アレがまさに、『バリア機能が低下するから』です。
私たちの肌は基本的には3つの成分で保湿されています。
その比はこんな感じになるんでしたね。
「皮脂」⇒2~3% 「NMF」⇒17~18% 「セラミド」⇒80%
参考 ⇒ 『洗顔しすぎる』と、赤みや皮脂・ニキビや肌荒れ・・ もう最悪だわ
例えばですが、
熱いお湯で顔を洗う ⇒『皮脂』がなくなり、 『セラミド』も流れていく
1日に何度も洗う・ゴシゴシ洗う ⇒ 『皮脂』がなくなり、『セラミド』も流れていく、物理的ダメージ大。
結果的に ⇒ 肌が乾燥して乾燥肌や敏感肌になり、肌がボロボロになる。ニキビも増える。
女性であれば化粧を落とさなくてはいけませんから、
洗浄力の強いクレンジング剤を使用し、さらに脱脂力の強い洗顔料を使う。
こうなればもう・・・
どうなるかはお分かりいただけますよね?
皮脂の過剰分泌が原因でニキビができてしまっているのであれば、
「余分な皮脂」を洗顔で落としてあげるだけでいいのですが、
皮脂を全部取ろうとしている方はけっこう多いです。
>>洗顔は『1日に何回』行うのがベスト? ニキビがある場合は・・
「別に洗いすぎても化粧水つければよくね?」という方もいるかもしれませんが、
実はあの“化粧水のつけすぎ”もバリア機能が低下する原因の一つです。ww
>>化粧水をたくさんつけるのはNG!?つけすぎによる過乾燥に注意
私たちは普段、化粧水を使って角質層を潤そうと思ってやってるわけですが、
角質層は無限に水分を蓄えられるわけではありません。w
なので、つけすぎた分の化粧水は結局全て蒸発してしまい、
その蒸発のパワーで、本来必要だった保湿成分も持っていかれます。(気化してしまう)
せっかく肌を潤そうと化粧水をつけてあげているのに、
逆に乾燥して、バリア機能も低下してしまうんですからね。
泣きたいですよね。
バリア機能が低下してしまうのは、ほとんどの場合「やりすぎ」なので、
「ほとほど」にすればきっと改善してくれるはずです。
他にもいくつか原因を挙げていこうと思いましたが、
やはり「スキンケア」が一番原因としては大きいので、ひとまず終わります。m(_ _)m
パパウォッシュなどの酵素洗顔料やピーリング洗顔料を使っている方も要注意です!