今回は、
『洗顔フォーム』と『洗顔石鹸』の違いについて見ていきます。
自分に合う洗顔料を選ぶ際に重要なポイントとなります!
洗顔料は大きく分けて「石けん」と「フォーム」の2種類!
『自分に合う洗顔料』の選び方をマスターして、お金を節約しよう!でお話したとおり、
洗顔料には「クリームタイプ」であったり「パウダータイプ」や「リキッドタイプ」・・・・などなど、
様々な種類がありますが、
大きく分けて、「洗顔”石けん”」と「洗顔”フォーム”」になります。
この2つの違いについて今回はお話していきます。
「石けん」と「フォーム」の違いは?
さて、洗顔石鹸と洗顔フォーム、
どのような違いがあるのかと言うと・・
配合されている成分が違います。
「え?いやいや、形見ればすぐわかんじゃん!(笑)」
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、
「形」はあまり関係なくて、
「固形」でも”石けん”ではない場合がありますし、
「固形」でなくても”石けん”の場合があります。
なんかややこしいですが、ここは重要なポイントなので覚えておいてくださいね。
洗顔”フォーム”は見ればすぐに分かりますね。
【洗顔”フォーム”】↓
私たちが普段使っているものが多いですね。
注意しておかなければいけないのが次です。
【洗顔”石けん”】↓
これはどう見ても「石けん」なんですが、
先ほどもお話したように「固形でも”石けんじゃない”場合」があります。
*後ほど詳しくお話しますが、「固形でも”洗顔フォーム”の成分が含まれている商品」がたまにあります。
あとは・・・
↓のような感じで「固形」でじゃなくても”石けん”だという場合もあります。
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では、
ほとんどの方が毎日使っているだろう「洗顔”フォーム”」から詳しく見ていきます・
「洗顔”フォーム”」の特徴と肌にあまりよくない理由!
冒頭でもお話したように、
「石けん」以外の洗顔料が「洗顔”フォーム”」となります。
では、「洗顔フォーム」の最大の特徴はというと・・・
合成界面活性剤が含まれている。
ことですね。
もう結論から言ってしまいますが、w
この「合成界面活性剤」という成分、すっごく肌に悪いです。(悲)
洗顔料には全て「界面活性剤」という成分が含まれていて、
その成分によって私たちの顔についた汚れ(汗や皮脂など)を洗い流してくれます。
「界面活性剤」が含まれていてもなんら問題はないのですが、
「合成界面活性剤」が含まれているとかなり危険です。
じゃあなぜ肌に悪いのか?というと・・・
おそらく「合成界面活性剤」という言葉は、あなたも知っているはず。
食器洗ったり、洗濯したりするときに洗剤を使いますからね。
お皿がヌルヌルしていても、洗剤を使えば「キュキュッ」と音がなります。
スパゲティを服にこぼしてしまっても、洗剤を使えば「真っ白」になります。
アブラって、水で流しただけだとまず完全には汚れを落とすことはできませんよね?
そこで、「水とアブラを合体させて」汚れを落としやすくするために「合成界面活性剤」の登場。
どんなに汚れが付いていようと、キレイさっぱり洗い流してくれます。
ここであなたにとっておきの質問をします、
なぜ、
ほとんどの主婦の方の「手がボロボロ」になってしまっているのでしょうか?
毎日一生懸命「食器洗い」を行っている方は、
おそらく「手が”シワシワ”で、”うるおい”も少ない」のではないかと思います。
”手湿疹”を経験された方も多いんじゃないかと・・・。
もうお分かりいただけたかと思いますが、
「手がボロボロ」・・・の原因は、『合成界面活性剤』です。
しっかりと汚れを落とすために作られるため、
洗浄力は超強力なものとなっています。
これを毎日顔にのせて洗っていたらどうなるか・・・
容易に想像ができるのではないでしょうか?
たちまち、肌がボロボロになっていきます。。。(泣)
ここでちょっと確認しておきたいのが「洗顔の目的」です。
なぜ洗顔をしなければいけないのか?というと・・・
肌に余計な成分(汚れ)を洗い流してあげて、ターンオーバーを正常に機能させてあげるため、
ですよね。
汗やちょっとした汚れ(ホコリなど)であれば、”水だけ”でも十分洗い流せますし、
洗顔料を使うのは「日中溜まった汚れを落とすため」に”夜だけの使用”で良かったりします。
「洗顔料を使う」のは、皮脂を酸化させないようにしたり、古い角質を取り除くためですよね。
なのにも関わらず・・・・
こういった↓洗顔”フォーム”に含まれている「合成界面活性剤」は、
皮脂はもちろんのこと、
大事な大事な「保湿成分」(セラミドなど)を根こそぎ削ぎ落としていきます。
洗浄力が強すぎるがゆえ、
取らなくてもいい部分まで洗い流して(溶かして)しまいます。。。
そのため、
ただでさえ皮脂分泌が少ない手が「強力な洗剤」によって荒らされたり、
”洗顔フォーム”によって顔のバリア機能が壊され、ボロボロになり乾燥肌や敏感肌を招いてしまうわけなんです。
私自身これ(合成界面活性剤のチカラ)を知ってからは洗顔フォームを買うことはなくなりましたね。(^-^)
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『え?私洗顔”フォーム”使ってるけど、
洗ったあとはしっとりうるおってるよo(^▽^)o』
・・・・・
・・・・
・・
そう、それこそが「洗顔フォーム」の罠というべきポイントなんです!!
【合成界面活性剤によって根こそぎ持って行かれたはずなのに、
なぜ「肌にうるおい」があるのか?】
実際、
「以前”石けん”を使っていたけどつっぱるから”フォーム”に変えたらしっとりしていい感じ。」
という方は少なくはないと思います。
肌がボロボロになっているはずなのに、しっとりうるおい・・・・・
先ほどお話したように、
「合成界面活性剤によって肌に必要な保湿成分(セラミドなど)までもが削ぎ落とされる」
このままだったら見た目でも”肌がカサカサしたり”しているのが分かるはずですよね?
ではなぜ、”しっとり”という意味不明な現象が起きてしまっているのか?というと・・・
合成界面活性剤によって開けられた「すきま」に、
無理やり「人工の保湿成分」が突っ込まれるからです。
本来、
洗顔”フォーム”を使うことによって、
肌をバリアする役割を持つ「角質層」が傷んでいきます。
そうすると、角質層内の「細胞」と「細胞」のあいだに”すきま”が出来てしまい、
外部からの刺激に弱くなり、内側からはどんどん水分が蒸発していきます。
しかし・・・
↓のような「しっとりタイプ」と書かれているような洗顔フォームは、
*「しっとりタイプ」と書かれていなくても。
その「すきま」に無理やり保湿成分を押し込め、
『本当は肌がボロボロで乾燥していてもおかしくないのに、肌を騙している』状態を作り出します。
そうなれば、完全に肌はなまけてしまいますし、
いつの間にか「ヒリヒリするように・・・(敏感肌になっていた)」なんてことも起きてきてしまうわけです。
余計な保湿成分で偽装工作してしまっているばっかりに、
肌のSOSサインを受け取ることもできず、地獄のループが始まってしまう。。。
もはや「しっとりタイプ」なんてのは”余計なお世話”ですし、
しっとりさせたいのなら、最初から「洗浄力の強いモノ」を使わなければいいだけですよね。(笑)
そもそも「洗顔”フォーム”」は肌の必要な成分をゴッソリ取ってしまうので、
しっとりタイプだろうが、肌に優しい~だろうが、乾燥肌向け~だろうが、
そんなのは全く当てにならなくて、本当の意味で肌に優しい洗顔料とは言えませんよ。(^-^)
【弱酸性・天然由来について】
石けんが「弱アルカリ性」であるのに対して、
”フォーム”は、主に「弱酸性」や「中性」のものがほとんどです。
『自分に合う洗顔料』の選び方をマスターして、お金を節約しよう!
の最後の方でもお話させいただきましたが、
『弱酸性よりアルカリ性の方が肌には良い(活発化させる意味で)』ですし、
無駄に優しくしてしまえば”なまける”だけ。
洗顔フォームは洗浄力が超強力なので、
弱酸性にしてみたところで、肌がボロボロになってしまう可能性が低くなるわけでもありません。
ホント、弱酸性ってなんの意味があんのよと・・・。w
それに、
【天然由来】と書かれている洗顔フォームがあったとしても、
残念ながら合成界面活性剤であることには変わりはないです。。。。
石油系だろうと、植物由来だろうと、天然由来だろうと、
結果的には同じなので、「由来」に騙されないように注意してくださいね。(^-^)
知っておきたいポイントは全て詰め込んだのでちょっと長くなってしまいましたが、
「洗顔”フォーム”」についてはこんな感じですかね。
洗顔フォームを使うことによって、肌を騙している。
ということを覚えておいてもらえれば幸いです。
それでは、次に「洗顔”石けん”」について見ていきましょう。
疲れたという方は一旦休憩を。(^-^)
「洗顔”石けん”」の特徴と、肌に優しい理由!
洗顔”フォーム”の主成分が「合成界面活性剤」であるのに対して、
洗顔”石けん”の場合は、
『脂肪酸ナトリウム』や『脂肪酸カリウム』
などの”天然成分”で構成されます。
例.
天然成分・・・アロエや黒砂糖、緑茶、火山灰シラス、などなど
注)石けんの場合は「天然成分」はそのまま「天然成分」として洗浄作用を持ちます。
洗顔フォームのように「天然成分だけど合成界面活性剤」ということはありません。
おそらく、この記事の流れからもお察しいただいているかと思いますが、
「石けん」は、かなり肌に優しいです。
「石けん」には合成界面活性剤が含まれていませんし、
防腐剤(パラベン)や香料、着色料、アルコールなどが一切添加されていません。
そのため、
肌に必要な成分まで根こそぎ落とす、なんてことはまず起きませんし、
保湿成分で補強する必要もありません。
「肌に不要な成分(汚れ)だけを洗い流す」という、
本来の洗顔の目的を簡単に達成させてくれるのが『”石けん”』になります。
なにしろ”天然成分”だけで構成されているわけですからね、
肌への負担は限りなく少ないです。(^-^)
ゴリゴリに人工の成分をたっぷり含まされて大量生産されている「洗顔”フォーム”」とは違って、
「洗顔”石けん”」は一つ一つ手作りだったりしますからね。
そりゃあ格が違いますよ。
ちょっとお値段は高めですが・・・。w
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【”石けん”はつっぱって当たり前】
「肌に優しいなんて言っても、前使ったときはつっぱって酷かったよ・・・」
という方も多いかと思いますので、補足しておきますね。
洗い方や肌質(オイリー肌や乾燥肌)によっても違ってきますが、
普通は「洗顔で皮脂が取り除かれる」わけなので、
それを補おうと肌は「皮脂をたくさん出そうと」しますよね。
つっぱり感は、肌が頑張って”回復させようとしている証拠”なので、
特別おかしいことではないんです。
ただ、
それが洗顔後の一時的なものではなくて、ずっと続いているようなら問題ですが・・・。
(肌の保湿成分が取り除かれている可能性があるため、”洗顔のしかた”を工夫させましょう。)
洗顔フォームのしっとり感がおかしいのであって、
「洗顔後に一時的につっぱる」のは普通。
だということを覚えておいてください。
特筆すべき点としては、
『石けんが弱アルカリ性である』ということ。
ナトリウムやカリウムが主成分なので、PH(ペーハー)はアルカリ性寄りです。
そういえば、中学生の頃理科の実験でやったような、やらなかったような・・・?
実は、この弱アルカリ性の”石けん”で洗顔することによって、
「顔にうす~い膜」が張られます。
これは石けん特有の現象で、その「膜」はアルカリ性であるため、
肌はなんとか酸性に戻そうとします。(*もともと人間の肌は弱酸性)
これも『つっぱり感』に関係していて、肌が活性化している証拠。
アルカリ性を酸性に中和していく力は、「アルカリ中和能」なんて呼ばれています。
”石けん”は”フォーム”のように「肌のバリアを壊してしまう」なんてことはありませんし、
弱アルカリ性によって肌本来のチカラを引き出してくれるわけですから、
本当の意味で『肌に優しい』(肌のためになる)と言えますね。
泡立てやすい・使いやすい・保管しやすい・・など、
たしかに「洗顔”フォーム”」は使い勝手がよく、便利ですが、
今の時代の「洗顔”石けん”」はそのレベルの機能であれば、
十分備わっています。(^-^)
ただ、石けんの種類によっては「敏感肌」の方が刺激を受けたりするので、
慎重に選んでいく必要があります。
「洗顔”石けん”の選び方」については、また後ほど別の記事で。
>>純石けんで洗顔したら乾燥する!? 『洗顔石鹸』の正しい選び方
肌質別に変える必要などない!
洗顔料には「さっぱりタイプ」や「しっとりタイプ」がありますが、
オイリー肌で脂っぽいから「さっぱりタイプ」で・・・
乾燥肌でカサカサするから「しっとりタイプ」で・・・
というように肌質別に変える必要はありません。
【洗顔フォームの特徴】でもお話しましたが、
しっとりタイプだろうが、さっぱりタイプだろうが、
超強力な洗浄成分である「合成界面活性剤」が含まれていることには変わりないからです。
化粧水や美容液なんかであれば、まだ分かりますが、
洗顔料選びで「○○タイプ」に縛られてしまっているようでは・・・・
洗顔”フォーム”の罠にどっぷりハマってしまいます。。。(叫)
オイリー肌であっても、基本は「肌に余分な成分だけを取り除ける」”石けん”を使えば十分ですし、
乾燥肌であっても、「洗顔料(石けん)の使用頻度を少なく」してあげれば大丈夫ですよ。
今現在、洗顔”フォーム”で毎日洗顔しているという方、
そろそろ「石けん」派に鞍替えして、
肌を本格的に育ててみませんか?
肌に悪いことづくめの「洗顔フォーム」ではなく、
肌にいいことづくめな「洗顔石けん」を使っていきましょう!
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脂肪酸ナトリウムも、脂肪酸カリウムも、工業的に生産されている化学合成物質なんだけどなあ。石鹸が肌に優しいのなら、脂肪酸ナトリウム自身の化学的性質に基づくものであって、天然成分だからではないと思う。