敏感肌の原因

 

敏感肌』とは?

 

敏感肌になってしまう原因と、

なかなか抜け出せない理由」を見ていきましょう!

 

なぜ「敏感肌」になってしまうのか

 

ちょっとしたことですぐに肌が赤くなる、かゆくなる、痛い、ほてる、腫れるなどの症状が出る場合、

敏感肌状態になっています。

 

敏感肌というのは、

「細胞(レンガ)」と「細胞(レンガ)」の結束力が弱まり、”すきま”が大きくなってしまい、

ちょっとした刺激がダイレクトに伝わってしまう状態。

 

本来肌が健康であれば、ある程度外部からの刺激には耐えるようにできています。

 

角質細胞間脂質

 

ところが、紫外線や栄養不足、間違ったスキンケアなどで角質のバリア機能が損なわれると、

化粧品等を使ったときに赤くなったり、痒くなったりといった症状が出るようになります。

敏感肌原因
出典元:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/index.html

 

 

今まで全く問題はなかったのに、なんでか化粧品で肌が荒れるようになったという人は、

かなり肌が弱り、バリア機能も十分に機能しておらず、敏感肌状態になっているので、

なぜ肌が弱ってしまったのかを考え、改善していかなければなりません。

 

 

【敏感肌を招いてしまうであろう原因】

○洗顔、クレンジングのしすぎ、ピーリングなど毛穴・角質ケアのやりすぎ

○ダイエットなどで食事制限をしていて、栄養不足

 

 

洗顔やクレンジングのしすぎなどの間違ったスキンケアで肌はどんどん弱り乾燥はしてきます。

例えば、本当は肌が乾燥しているのに、皮脂が多いからと洗浄力の強い洗顔料を使っていたりすると、

肌はボロボロになります。

 

いつのまにか「敏感な肌」になってしまうわけです。

 

そんなにゴシゴシ洗ったりしていないし、最低限のスキンケアしかしていないよという人は、

栄養不足の可能性が高いです。

アトピーではないという方は、まずは肌に必要なタンパク質、ビタミン等をしっかり摂れているか見直してください。

 

胃腸が弱くてそもそも量を食べられない場合、便秘や下痢などの腸の問題がある場合、

貧血がある場合(特に女性の方)、食事は普通にできるけど、お菓子などの糖質ばかり摂っている場合、

 

肌に必要な栄養素を十分に摂り、肌に届かせてあげなければ、

肌を強くしていくことはできません。

 

 

なので、敏感肌を治す方法をまとめると、

 

まずは、洗顔、保湿などのスキンケアは最低限にとどめること。

かなり肌が弱っている場合、洗顔料は使わずに、水洗顔を行ったほうが良いかもしれません。

とにかくこれ以上肌にダメージを与えないことが大切です。

 

化粧水や美容液なども最低限にします。

 

あとは、とにかく肌に必要な栄養素を十分に摂ること。

 

 

 

敏感肌ってこういう状態、こういう人

 

角質層のバリア機能が著しく低下し、(崩壊し)

ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまう。

 

そして、この乾燥肌が慢性化・進行すれば、

保護膜となって肌のバリア機能をサポートするはずの「皮脂」はもちろん、

肌の中(角質層)にある、セラミドNMFといった超重要な保湿成分が流れていってしまいます。

 

 

私たちの肌はこんな感じ↓になっているんですが、

角質層

 

この中で、

外からの刺激(紫外線やウイルスなど)をダイレクトに肌に伝えないようにしたり、

肌の中の水分をガッチリと押さえ込んで蒸発しないようにして「バリア」しているのが、

角質層』。

 

 

せっかく「セメント」が「レンガ」をガッチリと押さえ込んでいるのに、

角質細胞間脂質

 

”乾燥を招いてしまう”行動(洗いすぎなど)を続けることで、

細胞と細胞とつなぎ合わせている「セメント」(セラミドなど)が不足してしまい、

「レンガ」である細胞たちが、何もしなくても剥がれ落ちていくというかなり危険な状態になります。

 

 

細胞と細胞の間に”すきま”が出来、

紫外線やウイルスなどはモロに侵入してしまい、

 

日光に当たるだけで、顔がヒリヒリするかぶれる

洗顔料や化粧水をつけるとヒリヒリして痛い

 

などの症状が現れます。

 

 

もうお分かりいただけたかと思いますが、

これがまさに「敏感肌」の状態です。

 

乾燥肌⇒「角質層の水分量が低下し、バリア機能が低下しつつある」

敏感肌⇒「バリア機能がさらに低下している、壊れてしまっている」

 

ただ、乾燥肌が悪化しただけ。

 

なので、

「私って敏感肌だから~なんだよね・・・」なんて言っても、

実は乾燥肌なだけで、ただ一時的に敏感になってしまっているだけだったりします。

 

 

 

 

敏感肌とはこんな人

 

では、どうなれば敏感肌?についてですが、

敏感肌とは、「ちょっとした刺激にもすぐに反応してしまう状態」のことでしたね。

 

 

なので・・・

 

・日光(紫外線)に当たるとヒリヒリする、かぶれる

・化粧品がしみる(洗顔料や化粧水、化粧)

・ちょっとしたことですぐに肌が荒れる、ニキビが出る

・暖かい部屋に行くとムズムズする、かゆくなる、不快になる

・顔が赤くなる、ほてる

・汗をかくとかゆくなる

・服がチクチクする

・髪が当たるとかゆくなったり、赤くなったり

 

 

バリア機能が壊れてしまっているわけなので、

ちょっとした刺激でも、肌の内部にダイレクトに伝わっているという形ですね。

 

 

敏感肌の人のほとんどが、同時に「乾燥肌」でもあるので、

 

・すぐに肌が乾燥する、カサカサ

・肌が厚くなる

・毛穴の開きがすごい

・角栓がすぐに溜まってしまう

・顔がテカる(乾燥で)

 

ほぼ全ての肌質が同時に存在しているという最悪な肌状態です…。

絶対に敏感肌にはなりたくないものです。

 

 

 

 

ちなみに、私もずっと悩んでいた「暖かい部屋に行くとムズムズする」について。

 

 

あれが頻繁に起こるのは冬。

私の場合は顔なんですが、お風呂から上がっていざコタツであったまろうとすると、

 

たちまち顔がムズガユくなってきて、なんかヒリヒリというか・・・電気が走るというか・・・

すっごい痒いんですけど、掻くわけにも行きませんし・・・

 

 

比較的温度が低い場所に移動すると治るんですよね。w

 

 

あれはホントに不快でした。

冬場は毎日のように起こるので、お風呂から上がるたびにイラついてました。ヽ(`Д´)ノ

 

 

あの症状は「暖かい空間によって肌の”感度”が増しているから」らしく、

寝るとき布団に入ってしばらくするとかゆくなるのも、きっとそのせいですね。

 

掻いてしまうとますますバリア機能が損なわれて、肌がボロボロに・・・

くれぐれもご注意を。

 

 

 

【肌の”バリア機能”について】

超重要! 『角質層』の構造と「バリア機能」とかいうヤバイ奴

 

【”バリア機能低下”について】

化粧水がしみる!『バリア機能』の低下は普段のスキンケアが原因?

 

 

敏感肌からなかなか脱出できない理由

 

私自身、長い間「敏感肌」状態でした。

実際今現在(2019/9)もまだまだ普通の人に比べたらとても肌は健康とは言えませんが、

ピークに敏感だった頃に比べるとだいぶマシになったかなぁという感じです。

 

私の場合、昔から胃下垂気味で、胃もたれ、胸焼けは日常でした。

中学、高校生の頃もIBS(過敏性腸症候群)に悩まされていたので、とにかく胃腸が弱くて、肌に必要な栄養素を全くといっていいほど摂れていなかった、吸収できていなかったのだと思います。

 

肌が弱いのは生まれつきの部分もあると思いますが、

加えて普段の食事も栄養が足りていなかったので、様々な肌トラブルに悩まされました。

 

洗顔したら顔赤くなるし、化粧水もうまく入っていかないし・・・

自分にあう洗顔料を探したけど結局見つからず・・・

冬なんか、ちょっと外に出ただけでも顔が赤くなって毛穴もバンバン開くし、かゆいし・・・

乾燥したと思えば今度はアブラが大量に出てテカリまくるし・・・

 

肌が弱くなっているということは、乾燥し、皮脂の量もかなり多くなります。

そうすると、ニキビや毛穴の開き、黒ずみ、赤みなどがどんどん酷くなり、悪化し、慢性化してきます。

 

そこで、正しいスキンケアをできれば良かったのですが、十分な知識がなかったので、

顔のテカリ、あぶらっぽさをとにかく無くそうと一生懸命ゴシゴシ洗顔してみたり、

毛穴の黒ずみ、汚れ、開きを改善するために、洗浄力のかなり強い洗顔料やピーリングジェルなどを使ってみたり、

 

ただでさえ、肌が弱っているのに、さらに肌にダメージを与えてしまっていました。

 

 

敏感肌というのは、「バリア機能が著しく低下、または崩壊している状態」なんですが、

私たちがケガをすれば急ピッチで修復が行われるのと同じで、

 

バリア機能を少しでも回復させるために、

保湿成分も少ない・ガタガタで弱々しい未熟なヤンキーな細胞たちで角質層が埋め尽くされます。

 

そうなれば、肌は当然カサつきますし、ゴワゴワしたりします・・・。

 

これがまさに「ターンオーバーが早くなってしまっている」状態で、

本来普通に洗顔して落とせるはずの角質がピッタリと張り付いてしまったりして、

すっごく肌が汚く見えます。

 

急ピッチでターンオーバーが行われるわけなので、

角質1枚1枚を落とすための”分解酵素”なるものも作られず、

肌に角質が溜まりやすくなります。

 

これを「ターンオーバーが遅くなっているから」と勘違いして、

敏感肌なのに無理してピーリングなんかを行ってしまえば最後・・・

 

洗顔方法などについては後ほど詳しくお話するとして、

まずは今行っているケアを全て見直し、「角質層」が健康に育つのを邪魔しないこと。

 

いくら「敏感肌用の洗顔料」や「敏感肌用のコスメ」を探そうが、

肌はもうボロボロになってしまっているので、その肌に合うモノは見つかるはずがないんですよね。

 

 

敏感肌を根本から改善するには、

色んな意味で、一度”リセット”してあげる必要があります。

 

>>『超敏感肌、肌が弱い』を改善できる最強の「洗顔方法」はこれ!